勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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418:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:28:07.05 ID:JyBdSu8i0
『地下都市』


盗賊「なんか良いもの無ぇか?」

剣士「金銀財宝なんかもうどうでも良いよね?」

盗賊「要らねぇな…いのりの指輪とかようユニークアイテムって奴がありゃ良いが」

剣士「この遺跡は古都キ・カイに比べて明らかに文明レベルが違うね」

盗賊「だなぁ…古都キ・カイは別格だな…恐らく最も進んだ文明だったろう」

剣士「年を重ねるごとに文明が退化してるのかな?」

盗賊「そんな風に見えちまうな…俺らが後世に残した物っちゃぁ死んだ魔女が落とした隕石くらいか」

剣士「退化するのが必然なのかな?」

盗賊「そうかもな…だが今は魔法が発展してて魔方陣もある…地下に逃げなくても良い発展もあると思うぜ?」

剣士「まだ僕たちは発展途上かぁ…」

盗賊「しかしまたこの地下都市はえらくしっかり作ってあんな…ひょっとして壁は全部アダマンタイトか?」

剣士「どうやって加工したんだろうね?」

盗賊「それもあるがどうやって積んだのかも想像出来ねぇ」

剣士「どうしてこれほどの都市が滅んでしまったんだろう…」

盗賊「んむ…それほど散らかって無ぇのも解せんな…どっかに移住でもしたんだろうか?」

剣士「情報屋が居ればもっと話が聞けたかもしれないね」

盗賊「違げぇ無ぇ…俺らの知識じゃなんも謎解けんわ」

剣士「あそこ!!…祭壇の真ん中に何か立ってる」

盗賊「おぉ!?お宝の匂いだな…行くぞ!!」タッタッタ


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剣士「…これは」

盗賊「こりゃ剣だな…装飾がもうボロボロだが刀身がまだ無事だ…抜いてみろ」

剣士「あぁぁ柄が崩れる…」グズ

盗賊「茎にロープ撒きつけて柄代わりにしろ…どうだ抜けそうか?」

剣士「ふん!!」スラーン

盗賊「おぉ!!良い剣じゃねぇか…鉄じゃなさそうだな…全く錆びてねぇ」

剣士「フン!フン!」フォン フォン

盗賊「…その音!!」

剣士「うん…ミスリルみたいな音がする」

盗賊「ミスリルは最近発見された合金だ…古代にそういう金属があるとしたら伝説の剣の可能性があるな」

剣士「茎に銘が刻んである…読める?」

盗賊「読める訳無ぇだろ!!持って帰って魔女に聞くだな」

剣士「気に入った…持って帰るよ」

盗賊「おう!!他にも探すぞ!!」


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