407:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:22:37.02 ID:JyBdSu8i0
『開かずの間』
盗賊「こりゃまたこの間の奴とは全然ちがうタイプだな…ちょい磁石貸せ」
女海賊「ほい!!」ポイ
盗賊「引っ付くな」カチカチ
女海賊「これさぁアダマンタイトだね…ほら魔女の塔の入り口のやつ」
盗賊「て事は磁石でロックを組み合わせてるってこったな」
女海賊「ハンマー使う?」ホレホレ
盗賊「用意が良いな…やっぱお前は鍵開けのプロになれんぞ」コンコン コンコン
女海賊「古代遺跡から取って来たそのライト良いね?口にくわえて使うんだ…」
盗賊「フガフガ…フガフガ…フガ」コンコン カン コンコン
女海賊「お!?音が違う…」
盗賊「分かったぞ…こことここの裏にロックがある」カチャリ カチャリ
女海賊「ロックが動いた音…んで?」
盗賊「この扉には取っ手が無ぇ…だから押して開けるタイプだが…多分押しても開かん」フンッ
女海賊「だめぽ?」
盗賊「あぁ想像した通りだ…この気密性からして中は水だ」
女海賊「なるぽ…押し開けられない訳ね」
盗賊「どうせその向こうにも同じ扉が在ってその間に水が詰まってる…どうやって抜くかだな…」
女海賊「押せば開くんだよね?」
盗賊「多分な?何かアイデアあるか?」
女海賊「爆弾しか無いけどさぁ…空いてもすぐ閉まっちゃうよね…うーん」
盗賊「お!?お前が背負ってるボウガン貸せ!!そいつでちと細工する」
女海賊「どうすんの?」ホイ
盗賊「扉を爆弾で押し開けた後にこいつが引っかかるように細工すんだ…むむむ」ガチャガチャ
女海賊「ほんじゃ私は爆弾の準備すっかな…いでよ私の奴隷4号!!」ボト
盗賊「4号!?なんだそのでかいイモムシは…サンドワームか?」ガチャガチャ
女海賊「そそ…砂漠で拾って来たんだ!!土とか砂集めるのめっちゃ早いよ…行け!!ここに土を積むんだ!!」
サンドワーム「…」モソモソ
女海賊「後で餌あげるから急げ4号!!」
盗賊「餌って何食うんだ?そのイモムシは?」ガチャガチャ
女海賊「何でも喜んで食べるよ?私の食い残しとか排泄物とか」
盗賊「ぶっ…まさかお前のクソ食わしてんのか?」ガチャガチャ
女海賊「いーじゃん!!喜んで食べてるんだし!!虫の食い物にケチ付けんなカス!!」
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