393:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:14:44.41 ID:JyBdSu8i0
『トアル町上空』
盗賊「ああぁぁこっちはダメだ…もう廃墟だ…誰も居ねぇ」
女海賊「北に進路変える!!シケタ町方面」グイ
剣士「!!?ホムンルクス?」
女海賊「ホムちゃんどした?何かあった?」
ホムンルクス「クラウドのアクセスポイントを発見しました…微弱ですが接続出来ます」
盗賊「んん?なんのこっちゃ?」
ホムンルクス「クラウドに接続できます…アクセスしても良いですか?」
盗賊「なんだかわからんが…やれるならやってみろ」
ホムンルクス「承認…接続します…オープンな大容量データが複数存在します」
商人「…これはどういう事だ?サーバだっけな…に接続出来たという意味かな?」
ホムンルクス「メモリが不足している為ダウンロード出来ません…外部メモリが必要です」
商人「外部メモリって何だろう?」
ホムンルクス「記憶領域です…私には外部メモリが挿入されていません」
商人「記憶出来る量が少ないって事か」
ホムンルクス「クラウドの新たなアクセスポイントとして登録します」
商人「エルフの森に大容量データねぇ…それが精霊の記憶という訳か」
魔女「師匠が言っておった精霊が生きた記憶じゃな?クラウドという所にあるのか…」
商人「ホムンルクス!!君の記憶領域で読めそうなデータは無いの?」
ホムンルクス「少しづつダウンロードしていますが私の記憶を削除しながら読み込んでいる為…記憶が断片的です」
女海賊「なんか意味わかんないね…整理出来ないって事かな?」
ホムンルクス「はい…記憶が整理できません」
女エルフ「もしかして…」
商人「何か知ってる?」
女エルフ「ハイエルフが守っているオーブってこの記憶の事かもしれない…」
商人「お!!そういえばエルフは書物の代わりにオーブで記憶を伝達するって聞いたことある」
女エルフ「そうよ…私たちはオーブを聞いて知識を得る…それを管理しているのがハイエルフ」
商人「ビンゴだね!!精霊はオーブに記憶を保存しているんだ…それがクラウドでアクセス出来る」
女海賊「クラウドって何さ?」
商人「さぁ?僕にも良くわかんないけどホムンルクスがクラウドって言ってるからさ」
ホムンルクス「サーバ等への通信網の事を言います…現代の言葉で言い表す良い言葉がみつかりません」
商人「女エルフ?オーブの在りかって君は知ってる?」
女エルフ「私は知らない…でも恐らく森の下…」
商人「下?…木の根っこか?木の根っこは森全体に繋がって居そうだね…それでクラウドを構築してるのかな?」
魔女「では森を守らねばならんのぅ」
商人「うん…なんか色々紐解けてきた」
---どうしてエルフが生まれたのか---
---どうして森を守っているのか---
---どうしてエルフは夢を見ないのか---
---夢幻が何処に繋がっているのか---
---全部繋がって来た---
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