勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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346:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:48:17.68 ID:JyBdSu8i0
盗賊「…でだ?シェルタ砦って知ってるか?」

情報屋「チカガイ貴族居住区の一層下にある区画よ?…一般の人は立ち入り禁止」

盗賊「俺らが行って入れそうか?」

情報屋「入り口が一か所だし無理ね」

商人「そこはこの国の拠点になってるの?」

情報屋「拠点の一つって言えば良いのかな?…未探索の古代遺跡があるのよ」

商人「知ってるって事は行った事あるんだ?」

情報屋「シェルタ砦のもう一層下に大きな部屋があってそこにサーバ石という石が沢山あるの…その調査に行った事がある」

商人「未探索ってどういう事?」

情報屋「さらにその奥に扉があるんだけどどうやっても開かないのよ…そこが未探索」

商人「ハハーン…ホムンルクスはソコか?」

情報屋「…かもしれない…でもそこに行くためには国の許可が必要よ?」

商人「剣士達が国賓でシェルタ砦に居るっていう事は狙いはその未探索な所の可能性が高いよね」

盗賊「どうやっても開かない扉をどう開けるつもりなんだ?」

商人「さぁね?…盗賊なら開けられたりしない?」

盗賊「やってみんと分からんがどうやっても開かないなら開かないんだろ」

商人「そこは剣士達にやらせておくとして…情報屋は他に何かホムンルクスの手掛かり知らないの?」

情報屋「知ってたらもう教えてるわ」

盗賊「国が管理してるってこたぁ合理的に開けても国に持って行かれるわな」

商人「そうだね…まぁ持って行かれた物を盗みなおせば済む話だけどね」

盗賊「ヌハハそらそうだ」

商人「なんか手詰まりだねぇ…ひとまず剣士達に合流するのが先かなー」

盗賊「あんま騒ぎ起こしたく無いんだが…やっちまうか?」

商人「何か案ある?」

盗賊「女海賊の気球を盗む…そしたらあいつら出てくんだろ」

商人「アハハ…面白いね」

盗賊「やり方は簡単だ…正面から堂々と仲間の振りして気球まで行って飛んじまえばこっちの物だ」

商人「良いね…何かあっても捕まるだけだもんね」

盗賊「ただ一つ問題があんだ…狭間の中と外の時間差だ」

商人「あぁ忘れてた…それ深刻だね…どれだけ違うのか見当が付かないね」

情報屋「ねぇそんな危ない事しなくてもシェルタ砦の衛兵に気球が盗まれたって言えば済むんじゃない?」

盗賊「…そういやそうだな…入り口一つだけだもんな」

情報屋「あなた達の発想は泥棒からスタートするのね」

盗賊「悪りぃ悪ぃ…俺は盗み返したいのが先行しちまった…情報屋の案で行こう」




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