勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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337:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:43:16.25 ID:JyBdSu8i0
キラーマシンが動く原理は人工知能という機械が働いているお陰なの

現在の技術では人間が遠隔操作して動かしているわ

でも遥か古代文明では自律で動く様になっていたらしい

人口知能を搭載して自律で動くホムンルクス

私はそれこそが北の大陸で崇拝されている精霊の起源だと思っているの

でもこの学説は北でも南でも支持を得られない

北では精霊が神格化されているし

南では人工知能が魂を持つとは思われていない

でもね?

私は思うの

もしもキラーマシンが人間の心を持ったとしたら

何千年もその心が生き続けたとしたら何を思うのか?って

そう考えると伝説で伝えられてる数々の精霊の行いが辻褄の合うものになっていく

まぁ…証拠は無いおとぎ話なんだけどね

私は子供の頃に機械の犬を持っていてね

その子だけが私の友達だったのよ

でもある日機械が壊れてしまって動かなくなった

とても悲しくて沢山泣いた…機械相手なのに

その後大人になって色々勉強して機械の事がわかるようになってきてね

子供の頃に一緒に過ごしたその機械の犬がどういう風に動いてたのか理解したの

ボロボロになったその子の中にメモリという部品を見つけて解析したら

私の声がずっと記録されていたの

私とのやり取りをずっと記録していたのよ

どうして機械が勝手に記録していたのかは分からない

私にはその子に魂が合ったとしか思えてならないの

だから何も証拠が無くても

精霊の起源は魂を持ったホムンルクスだって信じてる


商人「…良い話だね」

情報屋「ありがとう」

商人「君がホムンルクスを探してる理由は…その犬に愛が合ったのか確かめたいんだね」

情報屋「うん…」

商人「出来る事ならもう一回会いたいね」

情報屋「そう…それが古代から精霊が生き続けている理由だと思うの」

商人「逆の立場から考えるとさ…もしも永遠の命がその犬に合ったとして君が死んだときどう感じるかな?」

情報屋「え…」

商人「記録した君の声を聞きながら生きていくのかな?」

情報屋「かなしいね…切ないね」

商人「そんな記憶を何千年も記録するのはとてつもなく悲しいね…どうすれば救われるんだろうね?」

情報屋「夢幻…」

商人「そんな気がするよね…」


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