33:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 22:47:42.79 ID:JwosRg690
妖精「狭間が遠くなった時にこの世界に取り残されるんだよ」
女盗賊「因果…人間たちの行いが魔物を呼んでるのね」
妖精「そう…そうやって「あの世」と「この世」は調和しているんだ」
女盗賊「その調和を乱しているのはもしかして…」
妖精「人間だよ…そして崩れた調和を戻すための大破壊が魔王の復活」
女盗賊「え…」
妖精「でも200年以上昔のお話」
女盗賊「…私の兄が言っていた事と同じ…本当にそんな事があったのかしら」
盗賊「んあ?兄?…あいつか盗賊ギルドマスター」
盗賊「話がよくわからんな…兄がどうした?」
女盗賊「剣士と妖精を兄に会わせた方が良いかもしれない」
盗賊「…なんだ急に!行き先が反対方向じゃねぇか…あいつはシャ・バクダに…」
女盗賊「そうね…話が急すぎるわね」
盗賊「まぁゆっくり考えてからにしろ」
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盗賊「湯を持って来たぜ」
女盗賊「ありがとう」
盗賊「水袋に小分けして今日はそれを抱いて寝ろ」
盗賊「毛布は今ある分しか無ぇから牢の中に牧草を多めに入れてやる…っよ」ガッサ ガッサ
盗賊「これで良いな?…あとは静かにしてろ」
ヒソヒソ ヒソヒソ
ムキー
ヒソヒソ ヒソヒソ
盗賊「特に娘たち4人…文句ばっかり言ってねぇでガマンしろ」
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