勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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299:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 11:23:28.06 ID:JyBdSu8i0
女エルフ「女海賊?平気?」

女戦士「放って置け…そんなアバズレに構うな」

女海賊「アバズレって何さ!!…しょうがないじゃん無意識なんだからさ」

女戦士「目の前に女エルフが居たのだぞ?」

女エルフ「え?何?何の話?」

女海賊「なななな…何でもない…私の剣士を取らないでって話」

女エルフ「取るってそんな…そんなつもり無いの」

女海賊「ごめんね女エルフ…あんたが剣士と仲良くすると腹立つ」

女エルフ「私と剣士はそういうのでは無いの…なんていうか兄妹みたいな…同族と言うのか」

女戦士「エルフの繋がりに嫉妬しているのだ世話を掛けてすまんな?女エルフ」

女エルフ「でもね?私はわかる…剣士と女海賊の繋がりが私よりもずっと強い事を」

女戦士「何故そう思う?」

女エルフ「夢の中…夢幻で私は剣士に一度も会って居ない…だから探せない」

女海賊「分かれば良いんだよ…分かれば」

女戦士「黙れアバズレ」

女エルフ「昨夜剣士と女海賊が横になって居た時剣士がすこし動いた」

女海賊「ほらほらほらほら」

女エルフ「剣士にゆかりのある人なら目覚めさせる事が出来るのかもしれない」

女海賊「え!?…」---目を覚まして…この声を聞いて居たって事なのか?---

女エルフ「…どうしたの?急に呆けて?」

女海賊「剣士は夢の中で心の中で声がするってずっと言ってた…」

女戦士「お前はしっかり覚えているのか?夢を…」

女海賊「…なんとなくね…それで剣士はその声を精霊の声だと思ってる」

女エルフ「私の声のなのかな?」

女海賊「だとすると声は届いてる」

女エルフ「返事をしてくれないの…だからどこに居るのか分からない」

女海賊「ちょっと悔しいけど…声が届くならもっと話しかけた方が良い…と思う」

女エルフ「うん…」


---私と剣士が愛し合ってた時も---

---剣士は精霊の声を聞いて居た---

---だからあの時---

---私の前から居なくなった---

---何だろうこの感情---

---夢の出来事なのに---

---これが嫉妬---


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