233:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:43:43.34 ID:s4Ww8Seh0
『法王庁下層』
アサシン「アレは…法王の法衣」
盗賊「死んでるな…頭部が…こりゃ破裂したんか?」
アサシン「頭部だけじゃない全身破裂だ」
盗賊「ここも爆発跡が沢山あるな…なにかの実験でもやってたんかね」
アサシン「…どうも気分が悪い…なんだこの感覚」
盗賊「おい!!通路の奥の部屋…死臭がひでぇ」
アサシン「カタコンベ…ここの下は恐らくカタコンベだ」
盗賊「うわぁ…見たくねぇな…どうせ拷問器具だらけなんだろ」
アサシン「鍵がかかっている」ガチャガチャ
盗賊「開けるか?」
アサシン「いや…今は良い…鍵がかかっているという事は今回の騒動に恐らく関係していない」
盗賊「そうだなエルフがわざわざ鍵かけるとは思えんな」
アサシン「法王が変死している以外におかしな事は何か気付かないか?」
盗賊「魔王が復活したにしちゃ静かすぎるな」
アサシン「エルフはここで何をしたと思う?」
盗賊「法王を[ピーーー]としたらエルフは弓を使うよな?もう死んでたと考えた方が良い」
アサシン「エルフがはるか遠くの森からどうしてこんな所まで攻め立てて来るのか?」
盗賊「エルフの大事な物って何だ?」
アサシン「エルフの秘宝はいのりの指輪だと聞く」
盗賊「何だそれ」
アサシン「もしかするとここにいのりの指輪があったとすると…つじつまが合う」
アサシン「いや待て…エルフから秘宝を奪ってここまで持って帰って来た…魔物が大群で攻め入る理由が出来る」
盗賊「俺達が海の向こうに行っている間に起きたってか?」
アサシン「情報が足りない…盗賊ギルドに行くぞ」
盗賊「おい!焦るな…じゃぁそのいのりの指輪ってやつは何処に行った?」
アサシン「ドラゴンはまだ上空で旋回しているな?…という事はまだ手に入れていない」
アサシン「魔王の手に渡ってしまったと考えるのが普通だが…どうも魔王の気配を感じない」
盗賊「空が落ちたのは普通なら魔王の仕業と考えると思うがな」
アサシン「なにか違う…ほかに手掛かりは無いか?」
盗賊「裏口があったよな?そっちに行ってみよう」
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