勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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171:名無しNIPPER[sage]
2020/09/15(火) 00:08:45.44 ID:s4Ww8Seh0
『前線第一部隊』

---前夜---

部隊長「…エルフはこちらの要求を呑むという事だな?」

特使「条件付きですが…」

部隊長「こちらが出せる条件だろうな?」

特使「全捕虜とダークエルフとの交換で指輪を持つハイエルフがこちらに来るようです」

部隊長「ハイエルフが来るのか…厄介だな」

特使「その様で…」

部隊長「貴族の連中がハイエルフに魅了されるのは目に見えている…しかしこちらも厳しい状況」

精鋭兵「これ以上の損耗は士気を下げてしまいます…」

部隊長「捕虜の移送は間に合うな?」

精鋭兵「馬車を使えば明日の朝には前線入り出来ます」

部隊長「問題はダークエルフの方だが…」

精鋭兵「ダークエルフ含む法王庁の部隊はたった二個中隊で我々の左前方に位置します」

部隊長「分かっている…漁夫の利を得ようと最前線より前に出ている事もな…小賢しい」

精鋭兵「何故かトロールの襲撃を受けていないのも怪しい」

部隊長「ダークエルフを査問で捕らえられるか?大将からの書状は私が後で何とかする」

精鋭兵「法王庁が言う事聞くでしょうか?」

部隊長「法王庁は和平交渉の件は知らぬ筈…勝手に動かれるのも困るのだ」

精鋭兵「大将からの書状では無く第一皇子からの書状という事になりませぬか?」

部隊長「私に偽装せよと言うのか?」

精鋭兵「交渉が上手く行けば第一皇子の株も上がりましょうと言う物…しいては大将及び部隊長も…」

部隊長「軍法会議ものだが早期決着の為にはやむを得んか…」

精鋭兵「急ぎで私がダークエルフを捕らえて参ります」

部隊長「よし!!特使!!本部へ戻って大将に和平成立を先行して報告して来い」

特使「ハッ」スタ

部隊長「精鋭兵!書状は直ぐに書く…必ずダークエルフを捕らえてこい」

精鋭兵「ハッ」




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