14:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 22:35:43.56 ID:JwosRg690
『孤児院』
ザワザワ ザワザワ
女「えっ!!あれは法王庁の馬車…まさか…」
旅人「???」
女「人が集まってる…あなた!私から離れないでね」グイ タッタッタ
男「!!おぉ…女か!!マズイことになった」
女「子供達は?」
男「全員馬車の中だ」
女「どうして中に入れたの!?あなたは何を…」
男「無理やり入ってきやがった…隠し部屋もバレてたんだ…誰か密告しやがった」
女「もう!!何してたのよ!!どうしよう…」
男「こんな朝っぱらから法王庁が直々に来るとは思ってねぇよ…手が出せねぇ」
女「私が言いに行く!」
男「待て!!やめておけ!!お前もとっ捕まるぞ」グイ
女「このままあの子たちを見捨てるつもり?」
男「俺だって何とかしたい…だが相手が悪い…今は無理だ」
法王の使い「これは神のご意思なのです。あなた達は神に選ばれたのです。大変喜ばしい事なのですよ?」
子供達「え〜ん;;」
法王の使い「神の御許でのお仕えが許されたあなた達は神のご加護が約束されます。祈るのです。さぁ祈るのです」
タッタッタ
女「子供たち!!無事?」
法王の使い「!?」
子供たち「たすけて〜〜」
法王の使い「助けてとは何事ですか!!神の御許へ行くのですよ?」
女「法王の使い様…どうか子供たちがもう少し大きくなるまで待って頂けないでしょうか?」
法王の使い「法王庁の決定は神のご意思。それは絶対。神のご意思に背く事を何と言うか言ってみなさい」
女「…」
法王の使い「あなたぁぁ!!それとあなたもぉぉぉ」
旅人「???」
法王の使い「言えないのですか?」
女「…」
法王の使い「教えてあげましょう!!…それはあなたが罪人であるからに他ならないぃぃ!!」
法王の使い「私に許しを請うのであれば神の名の下慈悲を下しましょう」
法王の使い「本来であれば八つ裂きの刑になるところですが…鞭打ちの刑に致しましょう」
法王の使い「神の御慈悲に感謝するのです。さぁ祈りなさい」
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