勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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110:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 23:31:56.44 ID:JwosRg690
『翌日』

ガチャリ バタン

女海賊「はぁはぁ…まずい事になっちゃったなぁ…」

剣士「どうしたの?」

女海賊「ちょっと目立ちすぎたかも…後を付けられてる」

剣士「誰に?」

女海賊「多分同業者…盗賊ギルドの連中」

剣士「なら仲間だと教えて…」

女海賊「簡単に信じる訳無いじゃん?ったくぅ…」

女海賊「私がギルドマスターの助手だって事分かってないんだよね〜あのバカ共」

女海賊「きっと商隊に混ざって追ってくる…どうすっかなぁ」

女海賊「馬車の中に食料と水はどれくらい残ってた?」

剣士「5日分くらい」

女海賊「あんたさぁ…馬車の馭者出来る?」

剣士「え!?…やったこと無い」

女海賊「馬のおしりペチンペチンやってりゃ良いのよ!!トンズラするよ!!」

剣士「前の馭者の人は?」

女海賊「置いてくに決まってんじゃん」

剣士「マジで言ってる?」

女海賊「…その言い方…私の真似?てか教え方が悪いか…とにかく今夜逃げる」

女海賊「このまま商隊で移動してると絶対面倒な事になる」

剣士「どうして?」

女海賊「相手はプロだよ?こっちはエルフかくまってるしバレると絶対襲われる」

女海賊「商隊は明日の朝に出発予定だから馬の締結は夜までに終わってる筈」

女海賊「この部屋の明かりは付けたまま日が暮れたら出来るだけ早く出発するよ」

女海賊「ウルフが沢山うろついてる時に単独で出発するとは誰も思わない」

剣士「…ゆっくり話してくれないと良く分からない」

女海賊「シッ…」

剣士「??」

女海賊「私のカンは超当たる…次は誰かこの部屋を確認に来る」

剣士「…」クンクン

女海賊「誰か来る?」

剣士「食べ物の匂い」

女海賊「…ルームサービスか…一部屋づつ回ってるな…来ても開けないで!」

剣士「はい」

女海賊「部屋がバレるのも時間の問題…どうするどうする?」キョロキョロ

剣士「爆弾」

女海賊「こんな所で?ダメダメ…ん?まてよ?」

女海賊「窓から投げてドーン→人が集まる→衛兵来る→明かり付けたまま今逃げる…いいな」

女海賊「で…どこに隠れる?」ソワソワ


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