7: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/13(日) 22:49:00.86 ID:kh3F9e+N0
「高垣さん……ありがとうございました」
「いえ、大したことはできませんでしたが」
「いや本当に……P君が亡くなったことを、今のところ抑えてくださって」
「……それは」
Pさんなら、公開すべきところを関係スタッフと意思統一を図るだろう。
今はまだ、それすらできていない。そう考えて抑えていただけだ。
「Pさんだったら、と。そう思って」
「それがありがたいんです。社長が戻ったら、残りのスタッフに話をすることになりますが、たぶん大きく混乱するでしょう。
私たちスタッフは、全力で皆さんをサポートしますが、アイドルの皆さんのサポートを少し、お願いしないとならないかも、しれません」
「それは、たぶんそうだろうと、思っています」
「本当に……本当に申し訳ない」
部長さんは私に頭を下げた。その姿に戸惑いを隠せない。なぜなら。
私もどうしていいのか……分からない。
「とにかく。社長さんがお戻りになったら、ということで」
「そうですね、ええ、そのとおりだ……まず、社長の帰りを待ちましょう」
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