高垣楓「あなたがいない」
1- 20
7: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/13(日) 22:49:00.86 ID:kh3F9e+N0

「高垣さん……ありがとうございました」
「いえ、大したことはできませんでしたが」
「いや本当に……P君が亡くなったことを、今のところ抑えてくださって」
「……それは」

 Pさんなら、公開すべきところを関係スタッフと意思統一を図るだろう。
 今はまだ、それすらできていない。そう考えて抑えていただけだ。

「Pさんだったら、と。そう思って」
「それがありがたいんです。社長が戻ったら、残りのスタッフに話をすることになりますが、たぶん大きく混乱するでしょう。
私たちスタッフは、全力で皆さんをサポートしますが、アイドルの皆さんのサポートを少し、お願いしないとならないかも、しれません」
「それは、たぶんそうだろうと、思っています」
「本当に……本当に申し訳ない」

 部長さんは私に頭を下げた。その姿に戸惑いを隠せない。なぜなら。
 私もどうしていいのか……分からない。

「とにかく。社長さんがお戻りになったら、ということで」
「そうですね、ええ、そのとおりだ……まず、社長の帰りを待ちましょう」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
216Res/171.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice