26: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/14(月) 21:06:56.49 ID:Od9IjqsH0
確かに私とPさんは古い付き合いで、彼にスカウトされ、彼のプロデュースでデビューし、彼のおかげでシンデレラガールにまで登り詰めた。
その間に彼は何人かのアイドルを同時にプロデュースしていたこともあったけれど、今は私だけとなっていた。
なぜか。
それは、私が事務所の看板アイドルだからということが大きかった。
稼ぎ頭のプロデュースを専属のプロデューサーが行う、異例と言っても過言ではなかった。
私は確かに、特別扱いされていたのだ。
瑞樹さんは、私の次に彼がプロデュースを手掛けたアイドルで、彼女とはユニットを組んだこともある。
この業界の酸いも甘いも互いに知った、戦友と言ってもいい存在。
今でこそ彼女は、セルフプロデュースで安定した仕事をこなしているけれど、それは前職がアナウンサーという経験がなせるものだと、私は知っている。
Pさんの次に付き合いの長い彼女だから、こうして心配をしてくれるのだろう。本当にありがたい。
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