204: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/25(金) 23:40:30.20 ID:17bnaLyc0
何度も何度も読み返す、手紙。
読み返せば、悲しみが襲ってくる。自傷行為と言われても仕方ない。だけど。
こうして傷を負うことで、彼を忘れずにいられるのなら。
私は意味のない自傷を、繰り返す。心は未だ、歪んだまま。
安定なんて、それは気持ちの波の大きい小さいの違いでしかなく、多少ましなアンバランスに過ぎない。
私は、気持ちにけりもつけられず。
死を選ぶことも、できず。
いつまでも現状をたゆたうだけの、存在。
アイドルである私。
最近は妖艶さが増したなどと言われるけれど、私にはその価値が分からない。
でもアイドルであるうちは、私は自分の存在を確かめることが、できている。
そして、アイドルではない、私。
なにもないただの高垣楓に、どれほどの価値があるというのか。
存在を認められる私と、存在を黙殺する私と、二律背反が心の中にあり続けている。
きっかけがあれば簡単に壊れてしまう私を、今この場にとどめているのは確かに、Pさんの存在なのだ。
216Res/171.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20