58:名無しNIPPER[sage]
2020/09/10(木) 01:22:37.50 ID:EGkFzpej0
魔王から少し距離をとったところでホウキに乗った翼が手を放し私は地に足をつけた。
「そもそもどうやってここまで来たのよ」
魔王城には普通の手段では入ることすらできない。私がやったように魔王そのものの魔法を利用するか、どうにかして魔法を無効化するか。
後は何か魔法的に目印になるものでもない限りは。
「この子が教えてくれた!」
翼のローブから黒い影がひょこりと顔を出して私の方に飛び乗ってくる。。
「シッポ!?」
まさか、よく一緒にいたせいで私の使い魔としてパスが通っていたの?
「来れたにしても来る必要ないでしょ。なんで来たのよ」
「わたしはね。たのしいハッピーライフが送りたいの」
「はあ?」
意味不明な答えに思わず私まで間の抜けた声が出る。
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