【俺ガイル】さよならメモリーズ
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30: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2020/10/03(土) 17:58:54.84 ID:P7mZ3r8kO
「……ちゃんと話したことなかったか?」
「流石の小町もあんな状態のお兄ちゃんに聞けないよ」
「えっ、そんなに俺落ち込んでた?」
「滅茶苦茶暗かったよお兄ちゃん……。自覚なかったんだ」

 マジかよ。失恋して傷心して凹んでるのありありだったのかよ俺。気づかれないように普通に振る舞ってたつもりだったのに!
 
「で、どうして?」

 また話を煙に巻こうとする俺を小町は逃がさない。流石兄妹。手の内は完全に知られている。
 
「……まぁ、普通の話だな。ちょっとしたことですれ違って、いつの間にか修復不可能になっていた」
「ちょっとしたこと?」

 そこ気になりますよね。ですよね。マジでそこが一番言いたくないとこなんだけど。
 
「ちょっと、ケンカして」
「ケンカ? どんな?」

 おお、グイグイ来るなこの妹。というか、核心をボカそうとしてるのもバレてるなこれ。


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