【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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46: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:52:11.51 ID:oDG5Ig1P0
フェリシア「誰か囮にして一人で倒すしか方法はないのかよ?」

いろは「とりあえず、私はここを抑えるから二人は先に行って!」

穂乃果「いや、私一人でも倒せる気がしないよ」

フェリシア「何情けねえ事言ってんだよ?」

フェリシア「こうなったらここはオレに任せて、オマエら行ってくれ!」

いろは「いいの?」

フェリシア「つーかオレ、高いところ苦手だから」

穂乃果「恩に着るよ、亜里沙ちゃん」

フェリシア「オレは金髪ポニテ姉ちゃんの妹じゃねえけど、まあいいか」

いろは「フェリシアちゃん、ここはお願いします」

フェリシアちゃんを囮に私といろはちゃんは更に上の方へと登っていく
下の方で落石に当たりまくって苦戦してるフェリシアちゃんをよそに
私たちもなかなか本体に手が届かなくて手こずっている状況

穂乃果「本当に私たち二人だけで大丈夫なの?」

いろは「同じく私も魔法少女として経験が浅いので、人並みに強くはありません」

穂乃果「あっ!もう目とか口に砂入っちゃったよ〜嫌だ!」

いろは「私もですけど我慢してください!」

上の方に進めば進むほど砂嵐が起こったり、何かする度に異常気象が発生する

穂乃果「雪は嬉しいけど寒いのはやだよぉ〜!」

いろは「仮にも長女なのに…みっともない」

穂乃果「これがパンとかイチゴだったらよかったのに」

せめて死ぬ直前ぐらいは幸せで終わりたいものだけど
現実はそう甘くない、最後まで不幸が続くものなんだ
しかも結界の中でミザリーウォーターの素となる巨大なとっくりが目の前にある
本来これは不幸になるための水で、それを飲んだ時点から始まっていたんだとしたら
その大元にたどり着いた結果、今まで以上にない不幸な出来事が連発しているというわけなんだね
もう残り15分、これ以上救いはないんですか?
私の日光剣(通称:ソルセーバー)では届かないし
いろはちゃんの小型な弓から放たれる矢だけがかろうじて当たってるけど、それでも足りないぐらい
妹を助けられないまま私たちは死んじゃう運命なの?
もう穂乃果わからない、完全に勝機を見失ったよ
それはいろはちゃんも同じ心境だった
二人そろってここで死ぬしかないじゃない!
私たちの絶望は限界を超えてしまった….





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