【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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29: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:32:18.50 ID:oDG5Ig1P0
絵里「あの〜すいません」

教師A「何だ君は?一体どこの生徒かね?」

教師A「ここは神田女学園の生徒以外来ていい所じゃないんだよ」

教師A「用がないならさっさと帰りなさい」

絵里「突然会いにきて失礼いたしました、不審に思われるのも無理はありません」

絵里「私、同じ東京都千代田区に住んでいる者でして」

絵里「秋葉原の国立音ノ木坂学院に通う高校3年生の絢瀬絵里と申します」

そういって私は学生証を提示する

教師A「失礼だけど、他の学校、ましてや高校生がどうしてここに来てるんだい?」

教師A「修学旅行ではないだろう?プライベートでわざわざ隣県まで足を運ぶ目的は一体何かね?」

絵里「すいません、先に事情を話しておくべきでした」

絵里「実は、神田女学園に通う絢瀬亜里沙の姉でございまして」

絵里「妹がいつもお世話になっております」

教師A「お姉さんでしたか、これは失礼いたしました」

教師A「両親がお亡くなりになってお姉さんが保護者だと聞いていたもので」

絵里「実は昨日、亜里沙の担任の加賀美先生から電話が来まして」

絵里「修学旅行2日目のお昼頃から妹を含め、生徒さん方数名が行方不明になって連絡も取れない状況だとおっしゃってました」

教師A「大変申し訳ありません、こうなってしまったのも我々大人の責任です」

絵里「頭上げてください、あなたたちを責めに来たわけではありません」

絵里「一人の保護者として妹を助けたくて探しに来ただけです」

教師A「ありがとうございます、私も学年主任の者から外に出ないように言われておりまして」

教師A「助けたくても何も出来なくてもどかしい状況でした」

教師A「なので動いてくれる人がいて安心しました」

絵里「ほんの些細な事でもいいんです、何か変わった事はありませんでしたか?」

教師A「と言われてもな〜生徒全員を見てたわけじゃないから心当たりはないけど」

教師A「でも私が付き添っていた3年2組のC班は1日目の昼に参京区の「万々歳」っていう中華料理屋で一緒に昼食を取りました」

それってさっき環さんが言ってた例の中華飯店で鶴乃の実家じゃん

教師A「それで何か知らないけど、午後になってから移動中もホテルにチェックインした後も、何やら数字の書かれた謎の紙が一部の生徒の前にだけ落ちてきて」

教師A「最初は他の生徒のいたずらだと思って注意してましたが、とうとう手がつけられなくなって」

教師A「これは神田女学園の生徒を狙った校外の人物による犯罪ではないかと疑っています」

絵里「そうなんですか、警察には被害届は出しましたか?」

教師A「一応出しましたが、まともに聞いてもらえなかったよ」

絵里「そうでしょうね、となると人間じゃないこの世の者ではない誰かの仕業」

絵里「やはり霊現象かもしれませんね」

教師A「今は警察とか霊媒師とか専門の人に頼んでも無駄かもしれません」

教師A「私たちには今ここにいる生徒が同じ被害に遭わないように見守るぐらいしか出来ません」

絵里「それだけで十分ですよ、ありがとうございます」

教師A「申し訳ない、無責任な大人ばっかりで」

絵里「先生は館内にいる生徒さんたちの保護をお願いします」

とりあえず聞いた話では環さんの身に起きた出来事と同じ
カウントダウン形式で謎の紙が落ちてくる現象
そして環さんが言っていた不確かな原因として
幻の水を飲んだから、飲んだ者にだけ1時間ごとに幸運が降り注ぎ
全部で24回分の幸せが起きると語られていたが
その24回目、最後の幸運を迎えた後
その人はどうなってしまうのか?


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