高坂桐乃「黒猫とより戻したら?」高坂京介「は?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/22(土) 21:55:25.58 ID:h16Rbuf2O
「こんな状況でカッコつけんな、バカ兄貴」
「おかげで緊張がほぐれただろ?」
「ん……兄貴のせいで、もう止まんない」
「お?」
ちょろりんっ!
「フハッ!」
背中に滴る桐乃の雫。瞬間、俺は覚醒した。
ちょろろろろろろろろろろろろろろろんっ!
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
浴室に響き渡る哄笑と立ち込める尿の香り。
トランス状態に陥った俺は愉悦を漏らしながら過去を旅して、幼い桐乃と、出会った。
『お兄ちゃんどうして遊んでくれないの?』
ああ、桐乃。悪かった。今、遊んでやるぞ。
『お兄ちゃん桐乃のこと嫌いになったの?』
それだけはありえない。俺はお前のことが。
「大好きだ!! 大好きだぞ、桐乃ぉ!!」
「ちょ、ちょっと兄貴、落ち着けっての!」
「ぐふぇっ!?」
現実世界で思いの丈をぶちまけた俺は、桐乃に頭をぶっ叩かれて、そのまま昏倒した。
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