提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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40:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2020/08/22(土) 23:03:03.63 ID:BTB6ZV0B0
響「基本的に料理は提督を中心として私と金剛さんが作っているから言えるんだけど、初めての料理でここまで『普通』と感じさせる物は凄いと思うよ」

空母棲姫「言っている意味がよく分からん」

金剛「つまり、違和感が無いのデス。辛い事も無いデスし、薄過ぎたりもしまセン。火加減もしっかり出来ていマス。細かい味の違いはありマスが、いつもの食事と遜色ないのデス」

瑞鶴「そうねー。普通の美味しさって言えば良いのかしら? 私は料理担当じゃないから細かい事は分かんないけど、普通に美味しいわよ?」モグモグ

提督「もっと簡単に言うと、褒めているって事だ。私達は何ヶ月も掛けてやっとここまでの味を出せるようになったが、お前はいきなり私達と変わらない所に立っている」

金剛「むむむむ……」モグ

提督「特に金剛は元々が英国料理式だから日本料理には苦労しただろう。努力の度合いで言えばあいつが一番頑張っていた。だからこそ、あれだけ悔しがっているんだ」

空母棲姫「……………………」キョトン

響「これは私も負けていられないね」モグモグ

瑞鶴「もっと美味しいのが出来たら、私もっと哨戒を頑張るわよ!」

提督「哨戒は程々にな。燃料の限界もある」

瑞鶴「あ、そうだった」

空母棲姫「料理……」ジー

提督「流石に包丁の扱いなどの基本動作は不慣れが目立ったが、見ている限りではセンス有りだと思ったよ」

金剛「むむむむむむ……」

響「すっごい悔しがってるね、金剛さん」

提督「あれだけ努力をしてきたんだ。負けたくないという気持ちが強く出ているのだろう」

空母棲姫「……そんなに英国式と日本式は違うのか?」

提督「かなり違う。基本的に英国式は素材そのままか素材がドロドロになるまで煮詰める。味付けはほぼしない」

空母棲姫「随分と不思議な料理方法ね……」

提督「イギリスは昔、料理に毒を入れて暗殺するという方法があったという話だ。毒を入れられる隙間を極限に減らし、仮に毒を入れられていたとしても分解されるまで火を通すというやり方になったのだろう」

空母棲姫「……なかなか物騒な話ね」

金剛「あむ……。────! むむむむむむむむ……!」ワナワナ

瑞鶴「こ、金剛さんもあんまり思い詰めないで? ね?」

響「料理戦争でも起きそうだね」モグモグ

提督「平和な戦争だな」

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