夢見りあむ「なんでぼくにインタビューのお仕事がくるのさ！何も語れないよ！！」-SS速報VIP

夢見りあむ「なんでぼくにインタビューのお仕事がくるのさ！何も語れないよ！！」

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1: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:11:05.81 ID:HrU6NXKr0

～事務所～

夢見りあむ「……は？」

P「だから、仕事だよ」

りあむ「いや、そこは聞こえてるけど……ぼくにインタビュー？　何が知りたいの？　乳か？　乳についてか？」

P「むしろ乳について何が語れるんだよお前は」

りあむ「勝手に育っただけだから知らないよう……」

P「ほらまた多方面から怒られそうなことを言う」

～～～～～～～～～～～～～～～

読まなくても大丈夫な前作と前々作

夢見りあむ「なんでぼくにお悩み相談のお仕事がくるのさ！悩んでるのはぼくだよ！！」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558709402/

夢見りあむ「なんでぼくに食レポのお仕事がくるのさ！味なんてよくわかんないよ！！」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1570978779/

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2: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:11:35.21 ID:HrU6NXKr0

P「ファッション誌が水着特集をするらしいんだが、グラビアとインタビューで枠を取っていたモデルさんの都合が急遽つかなくなったらしくてな」

りあむ「……代役ならグラビアだけでよくない？　インタビューいる？」

3: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:12:11.64 ID:HrU6NXKr0

P「というわけで、お前の見た目の良さなら雑誌をナナメ読みする読者の目にもちゃんと留まると信頼して、その上で同時に現実を見せてやるのがインタビューの目的だ。グラビアは何枚か減るが、少ない枚数でも印象に残る写真が撮れると信じている。お前はかわいい、そして髪がピンクだ」

りあむ「褒めるの下手くそか？」

4: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:12:45.46 ID:HrU6NXKr0

P「というわけでインタビューの練習をしよう」

りあむ「練習って……何を聞かれるかもわからないのにどうやるの？」

5: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:13:15.98 ID:HrU6NXKr0

りあむ「ってか模範的クズってなんだよう！　正しいのかおかしいのかハッキリしろし！！！」

P「よし、それじゃあ一つ目の質問な」

6: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:13:52.67 ID:HrU6NXKr0

P「気を取り直して……」

りあむ「どういうメンタルしてる？」

7: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:14:37.64 ID:HrU6NXKr0

P「今度こそ始めるからな。ふざけるのはここまでだ」

りあむ「ここまで10:0でPサマがふざけてるからね？」

8: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:15:08.02 ID:HrU6NXKr0

P「アウトプットが下手とかそれ以前に思ったままを話してどうするんだよ！！！」

りあむ「え！？　ウソつけってこと！？」

9: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:15:37.28 ID:HrU6NXKr0

P「『みんなの視線を釘付けにしたいと思ったからです』とかだろ！　せめて！」

りあむ「はぇ～」

10: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:16:12.91 ID:HrU6NXKr0

りあむ「つ、次いこ！　ね！」

P「まあ、そうだな。1つ目で揉めてもしょうがないし……」

11: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:17:00.41 ID:HrU6NXKr0

P「どう言い換えてもその答えは敵しか作らねえよこの年中無休セルフ四面楚歌！！！！！」

りあむ「なんかものすごく斬新な罵倒が飛んできたな！？」

12: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:17:29.18 ID:HrU6NXKr0

P「……まあでも、言い方を謙虚にして答えれば、ウソをつくよりはいいかもな。別にお前の悩み自体を馬鹿にしたかったわけじゃない。悪いな」

りあむ「たまにマトモになられると怒りにくいよう……そもそも怒ってないけど」

13: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:17:56.03 ID:HrU6NXKr0

P「次！『スタイル維持のために、食事面で心がけていることはありますか？』」

りあむ「別に何もしてな……あ……えっと、特別なことはしていないです」

14: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:18:24.56 ID:HrU6NXKr0

りあむ「ウソつくなって言ったのはPサマじゃん！！！」

P「時と場合によれ！！！」

15: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:18:56.03 ID:HrU6NXKr0

P「なんかお前を見てると、全国のスタイルに悩む女の子全員に申し訳ないという感情が浮かんでくるよな」

りあむ「次いこ！　次！」

16: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:19:31.89 ID:HrU6NXKr0

P「まあこれは俺が混ぜたウソなんだけどな」

りあむ「そうだと思ったけども！」

17: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:19:59.71 ID:HrU6NXKr0

P「冗談だよ。まだ俺にもわからないな」

りあむ「真顔で言うからタチが悪いんだってば……」

18: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:20:32.00 ID:HrU6NXKr0

P「いや、まあ確かに……お前の口から『純粋』とかいうワードが出てきたことへの嫌悪感が先行してしまったけど、思ったことをそのまま言うから炎上するし、ウソをつく器用さもないし……なるほど……」

りあむ「担当アイドルに今『嫌悪感』って言った？」

19: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:21:01.41 ID:HrU6NXKr0

P「お前のその、すぐ調子に乗るムーブは死ぬまで治らないんだろうな……」

りあむ「それもりあむちゃんの個性というか……」

20: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:21:27.38 ID:HrU6NXKr0

P「……よし、わかった」

りあむ「へ？」

21: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/08/17(月) 00:22:09.54 ID:HrU6NXKr0

P「それじゃあ、行ってこい！　大丈夫だ。俺がどうにかしてやる！」

りあむ「わかった！　頼んだよPサマ！！！」

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