キャプテン・アメリカ「モテない童貞くんの悩みを聞いてあげてください……?」
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名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:36:02.50 ID:Y0oQ9FMM0
熱り立ったハルくんの突進を迎え撃つべく、キャップは下半身を深く落とし、受け入れの体制を取る。
しかし、二回りは差がある彼の巨体は流石に支えきれず、荒々しく床に組み伏せられてしまった。
とっさに上体を起こそうとするキャップだが、それより早く伸びたハルくんの逞しい腕がそれを許さない。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:36:47.12 ID:Y0oQ9FMM0
ハルくんの熱い吐息が顔にかかる。振り乱した彼の髪からは沸騰した汗の玉が飛び、口にも入る。
やがてその中にポタポタと、冷たいものが混じり始めた。
いつしか泣いていたハルくんは、その涙に自分自信でも戸惑っていた。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:37:15.00 ID:Y0oQ9FMM0
ハルくん「ご、ごめんキャップ……おで、あんたにヒドいことを……」
キャップ「言っただろう? 超人兵士はあんな程度でへこたれやしないよ」
ハルくん「で、でも……」
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:37:50.53 ID:Y0oQ9FMM0
second chapter 相談者:鉄男くん(仮名)
キャップ「お待たせしたね。君が次の相談者かな?」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:38:19.71 ID:Y0oQ9FMM0
鉄男「用が無いのが用……と言えばいいのかな。僕の目的は冷やかしだからね」
キャップ「冷やかしだって!?」
鉄男「ああ。ここに集まってる負け組どものショボくれた顔を拝んで優越感に浸りに来たのさ。それこそ上流階級の特権ってもんだろう?」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:38:45.51 ID:Y0oQ9FMM0
この男の軽薄な態度はどうにも受け付けない。キャップはマスクの下で柄にもなく顔をしかめた。
眼前の鉄男は懲りずに薄笑いを浮かべ、その性格にふさわしい軽快なフットワークを刻んでいる。
やれやれ。あれじゃ格闘技というよりダンスだな。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:39:11.76 ID:Y0oQ9FMM0
「素晴らしいパンチだったよ。思ったよりやるじゃないか」
素直な賛辞を送ったつもりだったが、鉄男には嫌味にとられてしまったかもしれない。
「まぁね。これでも週三日のトレーニングは欠かさないんだ」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:39:59.15 ID:Y0oQ9FMM0
そんな鉄男を、キャップはたまらなく愛おしく思い、続くべき攻撃の手がつい緩んでしまう。
相手に失礼な戦いをしてはならぬと思う反面、彼を慈しみ、その成長を見守りたい思いにも駆られてしまう──
「なにをヘラヘラ笑っているんだ! この僕を侮辱するのかっ!」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:40:33.58 ID:Y0oQ9FMM0
「左から失礼」
おもむろに、キャップが鉄男の上体に手をかける。利き腕と逆の死角を突く、一瞬の動作。
そのまま身を捩り、するりと拘束を抜け出したキャップに鉄男は目を見張るが
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
2020/08/07(金) 18:41:24.50 ID:Y0oQ9FMM0
キャップ「どうだい? 何かに全力で挑むのは気分がいいものだったろう?」
鉄男「まぁね。四年に一度くらいなら悪くないかもな」
キャップ「まったく。少しは素直になったと思ったらこれだものな」
以下略
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