【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目
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579: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/09/04(金) 22:56:18.39 ID:pjK5+iwV0
結果 取れた!

イズル「――――ん?」

その異変に真っ先に気が付いたのは前馬であるイズルだった。

誰も気が付かないような足首、その違和感。ただのそよ風、温い風が足を通り過ぎているだけ――それだけなのに、それだけのはずなのに――――。

何故か、その風はじわじわと自分たちの動きを封じているみたいで――。

イズル「――っ! 不味い!」

フラン「ちょっと気づくのが遅いかなっ!」

ディアン「……なぁ――!?」

後馬であるディアンの背後からフランは腕をブン! と横に薙ぎ払いディアンを横に吹き飛ばす――それにつられるように騎馬全体が吹き飛ばされる。

「くっ!」

唯一名前がわからない男の何らかの魔法で吹き飛ばされた騎馬は宙でバランスを保ち、安全に地面に着地をする――が。

クスノキ「本来ならばツクヨミ殿の札で追撃をするつもりだったんですけどね――!」

その着地を狩るように、風を斬るような手裏剣が四方八方から襲い掛かる!

ディアン「我が闇よ! 全てを葬り全てを還せ――!」

イズル「はぁああああああああ!!!」

後方からの手裏剣はディアンが放つ闇が呑み込み、前方からの手裏剣はイズルが弾き飛ばす。が、全てを対処できるわけではなかった。

――何故背後からの気配に気が付くことが出来なかったのか?

何故、じわじわと自分たちの動きを封じてくる風が起きたのか――。

一人の仕業ではない、二人以上の魔法の組み合わせ――――っ!

ゾラ「くっ―――」

ツクヨミ「と、ったぁ――――!」


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