【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目
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509: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/08/30(日) 00:29:13.21 ID:E8zbVWo80
これは当然のことだった。
ツクヨミ「――――!?」
左右を後ろから支えてくれている二人が崩れ落ちる。ならばそれと同時に、騎手であるツクヨミも地面に――。
フラン「よーっと」
――落ちる。ということはなかった。
騎手のバランスが崩れたのを察知すると同時に、反射的にフランはそのまま後ろに向けていた手を上にがーっとツクヨミを持ち上げて――そのまま、肩車をした。
もはや、騎馬にはなっていないが――大会のルール的には、おそらく多分きっと、問題ないんだろう。
ツクヨミ「へっ、ぇ」
フラン「わっすれずにー」
ツクヨミが肩に乗っかったのを確認すると、フランは自然にしゃがみ込み、地面にキスをするように眠っている二人の片手を掴み取った――。
フラン「……寝ちゃったなー。ツクヨミー?」
ツクヨミ「ぅ、ぅむ――こんな睡眠魔法はきっとあやつらが――」
チラリ、と右斜め前方をツクヨミは確認すると。そこにはホイホイとMPなんて気にせず魔法を使っているゾラのチームがいた。
……流れ弾が恐ろしすぎると。ツクヨミは息を呑んだ。
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