【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目
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209: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/08/09(日) 20:01:14.76 ID:wO+KVwzC0
幕間 レンジとセロ

走るなんて行動は私に必要なく、移動何て全て空を飛べば済むものだ。

マラソン? かけっこ? なぜ風の精霊の私が地を駆け巡らなければならない――。筋トレ? 重いものは風力で補助をしながら持てば良いだろう。

風の精霊として、私は風を最大限に活用し――。

レンジ「それじゃあ駄目だ!!!」

セロ「…………は?」

――突如現れたこの男は、そう大声で私に話しかけてきた。

…………確か、この学校の体育教師の……。

レンジ「そんな魔法に頼りっきりでは今後困るぞ! もし魔法が使えなくなったりした際に頼りになるのは自身の身体だっ!」

セロ「…………そんな状況に陥ること自体私にはありえませんから。大体、風の精霊の風を封じ込める……? なんですかその冗談」

レンジ「確かに風の精霊である君の風を止めることは難しいかもしれない――がっ! 備えあれば憂いなし! 慢心せず自力を付けることが何時か自分を助けることになるんだ!」

セロ「…………?」

話が通じていなさそうだ。確かに、何か脳みそまで筋肉で出来ていそうな人だ。

レンジ「それに偶には自分身体を使って走ったり筋トレしたりするのは良い事だぞ! 何時か本当に筋肉が使い物にならなくなってしまう前に――一回くらい使ってみてはどうだ!」

セロ「…………それってなんですか? 私がひ弱なもやしと言いたいんですか?」

レンジ「……?」

私がもやし……? 筋力や体力がちょっとしかない怠惰な精霊であると……? はっ! ただ使う必要がないから風を使っているだけで、自身の筋力や体力がないとは一言も言っていないのに!

セロ「…………」

…………あ、あー。

コンマ9以上でやってやりましょうか! ええ!?

コンマ一桁直下


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