60: ◆AhbsYJYbSg[saga]
2020/07/29(水) 21:57:38.62 ID:px+lCJhD0
少女「好きでも嫌いでもありません。というより、罪悪感があります」
闇医者「前に枯らしちゃったんだっけ」
少女「あのときは毒の制御ができなかったせいで、村の人に悪いことをしてしまいました。きっと大切な売り物だったはずなのに。
でも今は持っていても枯らすことはありません。だからようやく分かるんです。花が好きなのか、そうじゃないのか」
闇医者「! そうだ。ねえ、ちょっと花を貸して」
少女「?」スッ
闇医者「えーっと……こうかな」
少女「なんですか?」
闇医者「よし、できた。商店の窓を見てごらん」
少女「?……!」
パッ
少女「髪に白い花が!」
闇医者「どう? 邪魔ならとるけど」
少女「大丈夫です。それと」
闇医者「ん?」
少女「ボク、好きみたいです……お花」フフッ
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