24: ◆AhbsYJYbSg[saga]
2020/07/25(土) 19:48:31.70 ID:CALpbtq20
数分後
少女「はっ」パチッ
竜「ム、気がついたナ。話を続けるゾ。
水分補給は最低でも三十分に一回はするこト。すぐそこに水差しを置いてるから好きに飲むと良イ。魔法陣の上に戻せば水が補充されル。
トイレ休憩は適宜。場所は分かるナ?」
少女「はい」
竜「よし。修行の流れとしてはまず暗殺の基本を座学で学ビ、徐々に実践を交えていク。
ただはじめのうちは体力の回復・増強に集中すル。具体的には体操、軽めの筋力トレーニングなどだナ。
無理のない範囲で行うガ、もし体に異常を感じたらすぐに報告しロ」
少女「……」
竜「不思議そうだナ。こんなに丁寧に教えると思わなかったカ」
少女「はい……てっきり、ボクに音を上げさせて追い出すために、滅茶苦茶な訓練をさせられるのかと」
竜「来た当初は追い出すつもりだっタ。だがお前を一人前の暗殺者にすると決めた以上、指導教官として手を抜くつもりはなイ。
もっとも効率がいいと思われる方法を選んだまでダ」フン
闇医者「ほんとそういう変なとこ真面目だよねー」
竜「今日は午前中に暗殺の心得を、午後は軽い体操を行ウ。なにか質問ハ」
少女「ありません」
竜「よシ。では修行を始める……前に、この姿ではやりづれーナ」キン
シュルルル……
少女(! 人間に、なった)
竜(人)「ふむ。久々だから慣れるまで時間がかかりそうだけどな……このほうが話を聞きやすいだろ?」スッ
少女「!」ビクッ
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