134: ◆a4r7B45BeM
2020/07/22(水) 12:30:25.08 ID:S9SDz2YDO
飛鳥「…………追ってこないな…」
ありす「一回止まりますか?」
飛鳥「いや、このまま出来る限り距離を稼ごう」
ありす「でもスキルの交換が…」
飛鳥「そうか。そうだったな……」
ありす「どうしますか?」
飛鳥「よし。すぐに決めて、また走ろう」
ありす「分かりました」
バサァ…
飛鳥「……よし、ボクは元々もう回数の残っていないスキルがあったからね。交換に出すのは《楽園-エデン-の入り口》にするよ」
ありす「私は……どのスキルもまだ使えるけど…」
飛鳥「交換しない、というのも一つの手さ。使い勝手の悪いスキルになる可能性だってあるんだからね」
ありす「はい…でも………いや、決めました」
飛鳥「どうする?」
ありす「《小さな妖精》を交換に出します」
飛鳥「何故だい?そのスキルは有用じゃないか。さっきもボクのスタミナがきれなければなんとかなったかもしれないし」
ありす「飛鳥さんに全部任せて自分は安全な所にいるだけなんて嫌です!これからは私も戦います!」
飛鳥「でも戦闘スキルはあと1回しか使えないんだろう?」
ありす「交換ガチャで手に入れます!」
飛鳥「手に入らない可能性だってあるんだ」
ありす「その時はその時です!」
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