ぐだ「サーヴァントを庇ったら怒られた」
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32: ◆kratnb/iBE[saga]
2020/07/27(月) 02:42:05.96 ID:fZJgB7nf0

ぐだ子「んーーー……でもさ、あそこで蘭陵王を守らなかったら蘭陵王はやられてて、陣形が崩れてそのまま全滅してた可能性もあるよね? なら気にする必要なくない?」

蘭陵王「ですから……! マスター、貴女はご自分の命をなんだと思っているんですか!?」

ぐだ子「そりゃあ、大事なものですよ? でも大事だからって後生大事にしようとして、結果失われるようなことがあっても意味ないしなぁ。あの時はあれが正解だった、無茶だし本当はいけないことだけど結果的に助かった、それじゃダメ?」

蘭陵王「それは……」

ぐだ子「怪我だってするよ。傷だって残るよ。苦しいよ。辛いよ。でも私は勝つ為にできる事はなんでもする。知ってるでしょ?」

蘭陵王「……はい。そんな貴女をお支えしたいと」

ぐだ子「最後に笑う為に戦うんだもん。蘭陵王はその為に一緒にいてくれてると信じてる。だからさ、私が傷ついたくらいで悲しまないでほしい。私が苦しんでいるときに一緒にいてくれて、私が泣きそうになった時に慰めてくれて、私が危ない時に助けてくれて、一緒に最後まで悔い無く戦う。そんな蘭陵王でいてほしいな。すっごいワガママ言ってるとは思うけどさ」

蘭陵王「……そう、ですか。でも、それは……いえ。分かりました。マスターがそう望まれるのでしたら、この蘭陵王の全てを賭して尽くしましょう。ですが……」スッ

ぐだ子「おふ。いきなりイケメンフラッシュは厳しいのですが……」サッ

蘭陵王「どうか、目をそらさないでください。マスター、私は貴女をお守りします。ですが、私は……貴女を心よりお慕いしております」

ぐだ子「……………………へあ?」

蘭陵王「分かりませんか? でしたら言い方を変えましょう。私は貴女を愛しています。わが身の全てを捧げても惜しくないと思うほどに」絆10

ぐだ子「え、ええええええ!? ちょ、えええ!?」

蘭陵王「そんな愛する女性が私のせいで怪我をするなど、人から我慢強いと言われる私でも耐えられることではありません」ガタッ

ぐだ子「ちょ、近い近い近い顔が良いよぉおお!」

蘭陵王「お願いします……自分を大切にしてください……貴女が傷つくことが何より悲しいのです……」

ぐだ子「分かりました! 分かりましたから! あんまり無茶しないようにしますのでぇ!」ヒエエエ

蘭陵王「…………それならよかったです」チュッ

ぐだ子「ほああああ!」

蘭陵王「では私はこの辺で。ゆっくりとお休みください、マスター」

ウィーン

ぐだ子「…………こ、これが男すらも惑わすという魔性の蘭陵王……」ドキドキ


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