エーミール「そうかそうか、つまり君はそんなやつなんだなッッッ!」
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7
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名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:17:55.68 ID:I1u0gJJC0
あの日、ぼくは友人とともにコムラサキと対峙していた。
級友A「がはっ……!」ドサッ…
級友B「ぐはぁっ!」ドザッ…
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:19:31.98 ID:I1u0gJJC0
リズミカルなフットワークで、ぼくは一気に間合いを詰める。
ぼく「シッ、シシィッ!」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:20:01.10 ID:I1u0gJJC0
ぼく「もらったァッ!」
ボッ!!!
全体重を乗せた右ストレート。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:20:35.09 ID:I1u0gJJC0
ぼく「あ、あぐっ……」ガクガク…
この一撃で、ぼくの両足は崩れかけのジェンガのように頼りないありさまになった。
人間サンドバッグです、どうぞご自由にお殴り下さい、と我が身を差し出しているようなものだ。
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:21:30.75 ID:I1u0gJJC0
だが、すかさずぼくはコムラサキの右腕に飛びついた。
コムラサキ「!?」
ぼく「腕ひしぎ十字固め……東洋の神秘、ジュージュツの技(テクニック)さ」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:22:01.46 ID:I1u0gJJC0
ぼくは、コムラサキの背後に回り込むと、チョークスリーパーを決めた。
むろん、狙いは窒息ではなく、首の骨。
ぼく「チェックメイトだ」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:22:33.30 ID:I1u0gJJC0
こうして、ぼくの蝶コレクションに“コムラサキ”が加わった。
ぼく「…………」ニタァ…
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:23:08.06 ID:I1u0gJJC0
自慢したい……ッッッ
東洋の人気コミック『DORAEMON』には、スネオ・ホネカワという自慢話が好きなキャラクターがいるらしいが、
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:23:49.55 ID:I1u0gJJC0
エーミール──
この少年は、非の打ちどころがないという悪徳を持っていた。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:24:19.56 ID:I1u0gJJC0
すなわち、この戦いは──ホネカワとデキスギの代理戦争である。
かつての冷戦で、東側と西側が争ったように、ぼくとエーミールも争うのだ。
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2020/07/12(日) 12:25:01.82 ID:I1u0gJJC0
さっそく、ぼくはエーミールにコムラサキを見せた。
ぼく「どうだい? コムラサキだ、珍しいだろう」ムフッ
以下略
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