23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/11(土) 17:02:11.54 ID:MbHh/3qi0
春香「どうだった?」
千早さんのステージが終わって、春香さんがそう尋ねる。
プロデューサーはいつの間にかいなくなっていた。
きっと千早さんを労いに行ったのだろう。
歌によって生かされているような儚さも、命を燃やして歌っているような苛烈さも、どちらもとても千早さんらしくて、とても美しい歌声だった。
志保「・・・凄かったです。まるで、歌うことで自分の在り方を魅せているみたいで・・・」
そうか、だから千早さんの歌はこんなにも聞く人を揺さぶるのかもしれない。
志保「何というか、そのロケットみたいだなって。」
春香「ロケット?」
志保「その、暗闇をたった一人で突き進んでいく感じというか。余分なものが一切なくて、たった一つの目的のために洗練されている感じというか。」
そして自分はそれを地上で見ていることしかできない所も、とは口には出さなかった。
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