貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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843: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/07/22(木) 22:53:58.82 ID:ffQxHaM70


 ――魔女の様子にまだ変化は見られない。それに引き換え、こちらはどうだ。



 見渡してみても、傷ついてない人はいなかった。

 風に乗って、細かい石や建築物の破片、車なんかがぶつかってくる。

 私は元々細かい攻撃は避けずに攻撃を優先したほうがいいと思っている。しかし、今の状況じゃ避けようと思っても避けきれないくらいだ。

 気にしてたら動けなくなる。みんなもその傷や疲労は蓄積していってる。


あすみ「……ねぇ、もう撤退しない?」

なぎさ「な、何を言うのですか!?」

あすみ「これ以上やると、私たち無事じゃなくなるかもよ」

なぎさ「……!」


 なぎさだって気づきつつあっただろうに。


マミ「でもそれじゃ、街が……!」

まどか「そ、そうです! 魔法少女のわたしたちが逃げたりしたら!」

なぎさ「いえ、でも、そうです…… だって、なぎさはここに来る前」


 なぎさが何かを言いかける。しかし、強い風が吹き抜けたと同時に異変に気づいた。


あすみ「! それより上……!」


 頭上から影が落ちてくる。魔女の攻撃によって破壊されたビルだ。

 私の合図と同時になぎさがシャボンを膨らませてガードを張る。

 それでも重みに耐えきれず、足元から崩落していくのがわかった。多分、ガードもこれ以上持たない。


なぎさ「みんな逃げてください!!」


 戦ってる最中に、飛んできた細かい石や建築物の破片、車なんかがぶつかることはよくあった。

 もはや気にしていられないくらいに。しかし、みんなその傷や疲労は蓄積していたのだろう。


 退避する準備ができていたのは私となぎさくらいで、元々攻撃の範囲にいなかったマミを除けば……、

 まどかがまだ対応しきれずにいた。


 それに気づいたなぎさは。


なぎさ「マミ、まどかの足場を!」

マミ「!」


 まどかを力強く突き落とし、身代わりとなっていた。




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