貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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819: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/07/16(金) 23:32:12.37 ID:frUFj8kf0



 出来上がったチョコレートケーキはなめらかで、今日も見事な出来でした。

 マミの淹れてくれた紅茶をお供にティータイムははじまります。紅茶の淹れ方もみんなで見させてもらっていました。

 今ではなぎさもマミと同じくらい上手に紅茶を淹れることができます。でも、二人のときは大体マミに任せています。

 紅茶でも料理でも……なぎさが完璧に覚えたと思っても、マミはよく今まで知らなかったようなことを見つけてくるので、マミにはずっと敵わない気がします。

 飽くなき探究心を感じるのです。


まどか「見た目も綺麗だし、ちょうどいい甘さで美味しいです! 今度家でも作ってみます!」

マミ「ええ。ご家族に作ってあげたらきっと喜ぶわよ」


 まどかは教わったレシピをノートにまとめていて、それを見たマミがメモを書き加えたりもしています。

 その光景にマミと訓練をはじめたての頃を思い出します。

 マミの訓練ノートはさすがに今は書き込む頻度は少なくなりましたがまだ続いています。そういえばまどかにも見せていました。


ほむら「私も練習したら作れるようになるのかな……」

マミ「こういうのって、やってみたらできるものよ。料理って出来るようになったら楽しいんだから」

まどか「ほむらちゃんも一人暮らしなんだよね」

ほむら「で、でも、全然こんな…… 巴さんみたいに立派じゃないです」

マミ「暁美さんもそうだったのね。それならこのあとお夕飯も一緒にどうかしら? 教えるわよ?」



 ……ふと、思いました。あすみは訓練や魔女退治のこと以外でも、こうして魔法少女と必要以上に関わるのにはまだ反対してるんだって。


 あのときなぎさはこう言いました。

 『大丈夫なのですよ! みんなのことはなぎさが守りますから!』 ――――でも。

 『破るのなら守れないかもしれません。それも一つの考え方ですから、仕方ないです』


 これじゃ大丈夫って、言えませんよね。




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