貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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811: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/07/04(日) 01:03:57.06 ID:V77CPZQ70


マミ「どうして一人で魔女と戦ったの?」

まどか「友達が操られてたんです。それに、他の人も……いっぱいいて、集団自殺しようとしてました。わたしが戦わないと間に合わないんじゃないかって」

マミ「なるほどね……」

なぎさ「……だ、だからって…………」


 なぎさが第一印象で素直そうと評してた通り、私もまさかこいつがこんなに早く――とは思ったけど。

 一応納得できるほどの理由はあったらしい。なぎさは口ごもった。


まどか「や、やっぱり、わたしが戦うのをためらったせいで誰か傷つくと思ったら見逃せないよ……せっかく魔法少女になったんだから」

なぎさ「!」


 なぎさに反発して仲間になることを拒否した魔法少女たちとはまどかは考え方が違った。

 その考えは、むしろ人を助けるのが魔法少女だと正しさを謳ってたなぎさたちに近いはずだった。



あすみ(なんか面倒そうなことになってるな)


 私はその修羅場じみた光景をまだ遠巻きのまま見ていた。私は人助けのためなんて考えたことないし。同じ立場では話せない。



ほむら「やっぱり……、魔女と戦うのって危険がつきものなんですね……」

あすみ「……まあ、そりゃね。怪我くらいすることはあるよ」


 こいつも傍観しかできない立場だ。だからって、話に入れないからって私に話しかけないでくれないか。


ほむら「どうしたらいいんでしょうか……?」

あすみ「さあね。私に聞かないでくれる?」


 しょぼんとした、陰気臭い空気を横から感じる。……傍観者だからって『同じ』じゃない。




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