貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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803: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/06/30(水) 21:20:45.62 ID:SMw/4MZs0


あすみ「おい、バカ!」

まどか「え……?」


 あすみが嗜めるように口を挟むと、まどかは困惑したような声を上げました。

 ダメなこと言っちゃったかなって感じの顔です。

 ……まあ、あすみの考え方からして、新人が増えてほしくないんだろうなってことはわかります。繋がりを持たせるようなこともしたくないのでしょう。


ほむら「…………」


 ほむらは背を向けて立ち止まったままです。


あすみ「勝手に余計なこと言わないでくれない? ココ以外でどれだけ仲良くしてたって構わないけど、ここはそういう場所じゃないから」

まどか「えっと、じゃあどういう……?」


 しかしまどかが困惑するのも無理はありません。

 ここは『訓練場所』ですが、こう言ったあすみ本人が訓練せず専らぼーっとしてたり、読書をしてたりするのですから。


あすみ「なぁに? 新入りがいっちょ前に口答えしないの」

まどか「ご、ごめんなさい。でもさっきも言ったとおり、いつか契約するかもしれないんだし見てる分にはいいんじゃないかなって」


 まどかも負けていません。

 物腰は柔らかいですが、威圧だけで適当に丸め込めるタイプじゃないみたいです。


マミ「確かにそれもそうよね。ここは秘密の場所だし一般人に見られたら困るけど、暁美さんはもうこの場所のことも魔法少女のことも知っちゃったんだもの」

なぎさ「うーん、なぎさもここは同感ですかね。戦いは危険ですが、見る分には安全なのです。訓練中はなぎさが見てますし、危険なことはさせませんから」


 ……そう言うとあすみの鋭い視線が突き刺さりましたが、見なかったことにします。


ほむら「……は、はい。ありがとうございます」


 ほむらはこちらを振り返ると、消え入りそうな声で言いました。




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