貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/06/23(水) 23:05:58.21 ID:+atVmq5q0
――――――
シャボンを敷き詰めて遠ざけるつもりが予想に反して、あすみはこちらへ急接近してきました。
鎖のないモーニングスターを携えて。
あすみ「インファイトのがやっぱ燃えるでしょ?」
……いや、やっぱりこういう大胆な戦い方があすみらしいのかもしれません。
とはいえ、接近戦の間合いに入られるといくらか焦ります。新しくシャボンを出して位置を調整するのにも時間はかかるわけですし、戦いづらいのです。
あすみとの間にあったシャボンはいつのまにかキレイに消されています。
あすみはダイナミックにバトンでも扱うかのごとく鉄球を振り回します。
攻撃に巻き込まれたシャボンはあっけなく破られ、避け続けるのは長くは持たないでしょう。さっきみたいに鎖を狙って軌道を曲げることもできません。
どうやらなぎさは、このままではちょっとまずい状況のようです。ですが、このままでいる気もありません。
なぎさ「いーえっ――悪いですが、それはおことわりなのですっ!」
重い武器を振りかぶるタイミングを見計らって、脇をすり抜けます。
懐に潜り込むというのは一番に接近する瞬間でもあります。あすみもむしろ、このタイミングは狙ってくるでしょう。
同時になぎさはいっぱいに息を吹き込み、いつもの笛の音とともにシャボンの嵐を吹かせます。……これを至近距離で聞かせるのも、もしかしたら集中妨害になるでしょうか。
重い武器を振るうのはただでさえ体制を崩しやすい瞬間。なぎさの狙い通り、足元で起こった『小さな衝撃』にあすみはバランスを崩します。
あすみ「なっ……!」
最初のよりもさらに小さいシャボンを混ぜたのです。威力はありませんが作るのも狙った位置にすぐに届かせられますし、注意をそらして忍ばせやすいのです。
それに……怪我をさせるほどの威力がないからこそ、安心してぶつけられます。
さすがのあすみもこんな小さなシャボンにやられるとは思っていなかったでしょう。
今まで手早さ重視の小さいシャボンしか作っていませんでしたが、やっと人一人覆えるくらいの大きなシャボンを作る暇ができました。
なぎさ「これでかくほ! なのです!」
あすみ「…………あーあ、参りました」
あすみは負けても余裕そうでした。そこになんだか安心します。
――――こうしてあすみとの初めての勝負は決着がついたのでした。
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