貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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761: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/06/16(水) 00:06:04.05 ID:wR508BNU0



 リスクの高い選択のほかに、もう一つ浮かんだのは逃げるということ。

 ……すごく情けないし、よくないことだというのはわかっているけれど。


 逃げてなぎさちゃんに連絡したほうが戦いも長引かず、犠牲が出る前に決着がつけられるかもしれない。

 ここで私が負けたって街の人を危険に晒すのは同じだもの。


 結局、勝てなくて悔しいのはプライドの問題で……他に考えなきゃいけないことはたくさんあって。

 それに、私はもちろんまだ死にたくない。こんな形で死んだら死んでも死にきれない。


マミ(それにしても……重そうな見た目に反して軽々振り上げてるのに、攻撃の重さは見た目通りだなんて反則だわ)

マミ(大技でも効かなかったのに、ちょっと攻撃を当てたくらいじゃすぐに回復されて……)


 まるで『実体がない』かのよう。


マミ(――?)


なぎさ「――――あすみ、ちょっと魔女縛っててください!」

あすみ「はいよ、言われなくても」


 …………私が逃走を決めたその直後、突然声がして、鎖が“斧だけを縛り上げていった"。


なぎさ「あっ、やっぱり見分けついてました?」

あすみ「とーぜん。私の魔法なんだと思ってんの。それよりアンタのほうが『そんな』魔法もないのにさすがじゃん」

なぎさ「伊達に見滝原のヒーローやってないのですよ!」


 それはついさっきまで絶望感溢れる戦場だったこの場に似つかわしくない声だった。




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