貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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709: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/24(月) 22:02:28.95 ID:T9pvnxi10


なぎさ「ええっ!?」


 驚きました。そして……何かしなくてはと考えます。

 しかし、戸惑ったところでなぎさには人目をごまかす魔法なんてありませんし、都合よく忘れさせる魔法もないのです。

 そんなのは、たしかに、考えるまでもなく…… とっくにわかってたことでした。


なぎさ「い、いえ! なぎさですよ! 一緒に遊んだ……! 知ってますよね!?」

モモ「知ってる、けど…… 見たもん。なぎさ、なんでそんなほうに行くんだろうなって、また遊びに誘おうかなって思ってたら……」

モモ「キラキラ光って箱が出てきたの。なぎさが女神様なんでしょ!?」

なぎさ「それは……――――」


 そこまで見られてしまっては言い逃れができません。


 仮面のヒーローの素顔がバレるのは、いつかあすみが言ってたように『こっけい』なことでしょうか?

 それどころか今のなぎさは…… この人たちにとっては女神様、なのです。

 感謝されたくてしてたわけじゃないですが……。


モモ「あのね! 女神様に会ったら、ずっと言いたかったことがあるの!」

なぎさ「な、なんでしょうか?」

モモ「いつもおいしいケーキをありがとう……ございます! 私たち家族のことをいつも見てくれて、見捨てないでくれて……!」

なぎさ「そ、そんな、改まらなくても……!?」

モモ「だって、神様なんだもん! これからもどうか……!」

なぎさ「は――はいっ! これからももちろん、なぎさの助けが必要ならお助けしますので!」


 ……頬が熱くなります。

 感謝されたくてするわけじゃなくても、感謝されるのは悪いことじゃないんじゃないか――そう思ったのでした。



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