貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
703: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/23(日) 23:28:18.54 ID:1n00ondX0

なぎさ「そういう意味じゃないんですけど……っていうか、マミだってそんなことでなぎさに勝ってもうれしくないですよ」

マミ「え、ええ。まあ……そうね?」

あすみ「本当に? まぐれでも一回くらい勝ちたくないの? まだ勝ったことないんでしょ?」

マミ「魔法少女同士で競うのは本来の目的でもないし、なぎさちゃんは師匠なんだから私より強くて当然よ。仕方ないわ」

あすみ「そう? 純粋な実力なんて、本当の戦いじゃ覆ることはいくらでもあるけどね」

あすみ「……要は機転ってやつだって。頭使って、一回くらい本気で勝ちにいってみなよ。負けっぱなしの試合なんてつまんないじゃん?」


 なぎさも過保護だがマミはマミで真面目だから、今までこんな感じだったのかもしれない。


あすみ「で、なぎさならさらにその細工をも捻り潰してみせるんだろうね」

なぎさ「あ、あたりまえです! 師匠ですから! ……なので、マミも遠慮せず来てくださいなのですよ?」

マミ「……ええ。遠慮はしてないわよ?」


 ……まあでも、真面目なほうが寿命は長いのかもしれないな。

 徹底して守られてるのなら、いざっていう時だって来ないんだろう。


 二人を突っついて、ちょっとだけ忠告をして、深くは関わらずに去っていく。


 これがいつもどおりの距離感だった。

 これからどこへ行こうか。まだ明るい。また教会に戻るにも早いし、時間を潰せることといえば魔女狩りに街を見て回るくらいだ。


なぎさ「……」



 …………去り際を見つめるなぎさは少し寂しそうな目で見ていて、でもそれに気づくことはなかった。

 いや、そんなの気づいていたって無視していた。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice