貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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683: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/17(月) 00:17:23.51 ID:rQjth1so0


 ふわふわと浮かぶシャボン。

 そこを次々とリボンが切り裂いていきます。――――今日もマミとの訓練。小さな動く目標に狙いをつけるトレーニングです。


なぎさ「今日の狙いも正確ですね! 前よりも短い時間でシャボンをすべて割れるようになってます!」

マミ「ええ!」

なぎさ「これならもぎせんとーでなぎさに勝つ日も近いかもですね〜」


 最初の頃はなかなか狙った場所にリボンを当てられなかったものでした。

 マミのノートには狙う位置やコツなど、その時感じたことが細かく注意書きしてあります。このノートはこれまでの経験の積み重ねなのです。


 訓練に一区切りがつくとマミはノートを見返して、それからなぎさに聞いてきました。


マミ「私、ちゃんと強くなってるわよね」

なぎさ「当然なのですよ! これだけ訓練してますし、実際にいろんなことができるようになってるじゃないですか」

マミ「ええ。そうよね」


 『わざわざ手合わせなんて試さなくてもわかるの。いざという時を経験してきてない人に負けることなんてないって――』


 ――……あの時あすみに言れた言葉。あれをまだ気にしているのでしょうか。


なぎさ「じゃ、今日も魔女退治に行くのですよ!」

なぎさ「終わったらお茶会にしましょう! あと……ちょっと今日の宿題も見てほしいところがあるのです」

マミ「ええ、あとで一緒にやりましょうか」



 二人で陽々と訓練場所を離れていきます。

 最初の頃のマミは、魔女退治となると緊張で顔をこわばらせていました。

 でも今はにこやかで楽しげ。それに安心します。




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