貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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681: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/16(日) 23:31:36.58 ID:WA9aFN+R0

あすみ「ま、私を恨まないほうがいいよ? これ以上不幸になりたくはないでしょ?」

杏子「は……? なにそれ」

あすみ「私がアンタたちの世界をよく知らないように、アンタにも知らない世界があるってことかなあ」


 私が煽ったせいで悪い事が起きるのは面白くないので一応それとない忠告をしてみる。が、よくわからなそうな様子だ。

 わからないならそれでもいい。……あるいは。もしかしたらこいつにも素養はあったりして?

 それならそれで、自力で生きられるようにはなるかもしれない。死も身近にはなるけど。


あすみ「私のこと、他に居場所がなくていつも一人でいるカワイソウな子供だと思ってたんだよね? まあ……どう思われるのかくらいは察してたさ。そんなに間違ってはないし」

あすみ「見下してるつもりはないのかもしれないけど、自分よりか弱いと思ってた相手に強く出られると『なんでアンタなんかにそんなことを言われなきゃいけないんだ』って思っちゃうものだよね」

杏子「そんなつもりじゃ!」

あすみ「嘘だ、図星って顔してるもん。まるで心の中で思ったセリフを読み取られたみたいにさ?」

杏子「いや……なんでそんなこと言われなきゃいけないんだとは思ったよ。でも、そうだな、あたしには……なにもできないな」


 ……怒った後は落ち込んだ。

 忙しいやつ。


あすみ「……どうせなるようにしかならないもんだよ。その中で後悔しないように選ぶしかないわけじゃん」


 とはいえ、杏子には選ぶことすらできないのかもしれないけど。

 これからどうするかを一番に握っているのはあの神父サンだ。綺麗事の真綿で自分たちを締め続けるような理想をどこまで追いかけるつもりだろうか。


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