貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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670: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/05/12(水) 23:45:08.19 ID:e3/XKApQ0


 「!」


 それを合図に、使い魔が一斉になぎさたちのほうに目を向けます。

 前方から襲い来る影多数。

 数を相手にするならこちらも数。ラッパを構えて吹きます!


なぎさ「そっちから来るなら早いのです! シャボンでおでむかえしてあげるのですよ!」


 虹色に光るシャボンは足止めにも攻撃にもなります。

 新しいシャボンがぷくぷくと浮かんでは弾け、使い魔とともに消えていく。タイミングや威力の調整も今では完璧に操ることができるようになったのです。


 一気に残り少なくなった使い魔の軍勢に、ついに奥で構えていた大型の魔女が動き出します。

 ――思ったよりも速い動き。


なぎさ「マミ、まずは魔女の動きを封じちゃってください!」

マミ「ええ!」


 あすみがすかさず突進してきた魔女の動きを殺すように頭を一発重い鉄球で殴りつけ、よろめいた隙にマミのリボンで完全に確保。

 
 あとは煮るなり焼くなり、というやつです。

 二、三発さらにあすみが攻撃を入れると魔女はグリーフシードを残して消えました。


 ほっと一息つきます。すべては順調でした。今日も誰も傷つくことがなく終わってよかった。


なぎさ「やりましたね、あっという間でしたよ! みんなの力です!」

あすみ「ちなみに参考までにさ、マミだけでトドメを刺すとしたらあれからどうしてたの?」

なぎさ「マミにはリボンで縛ったあと魔力をこめて爆発させる、『フィナーレ』って技があるのですよ! リボンもほどけちゃうので本当に最終奥義なのですけど」

なぎさ「まあそれで終われなくてもなぎさがいるので大丈夫なのです。なぎさがいるかぎりぜったいに傷つけさせませんから」

あすみ「……ふーん」


 聞いておいてなんだか興味なさそうな返事です。

 まあ、あすみはいつもこんな感じなのですが。




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