貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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646: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/04/18(日) 23:14:07.96 ID:jTjW8wNW0



 ――――なぎさたちがいたトコよりもさらに風見野側に寄った街外れ。

 昨日と同じあの場所は、暗かった時と違い、昼間の光の透き通るステンドグラスが立派な教会らしい雰囲気を作っていた。

 扉の前まで来ると中から声が聞こえる。


あすみ(……歌声? なんかのイベントの最中?)


 合唱というには少ないものの、明るい声に昨日の寂しげなイメージが遠のく。昨日は誰もいなかったけど、ほかの日は少しは信者もくるんだろうか?

 しかし、その中を見れば昨日見たのと変わらなかった。



杏子「あっ、信者さん……じゃ、ないか」



 広い教会の中にいるのは神父の家族だけ。

 扉を開くと歌は止まり、杏子が昨日と同じ期待から落胆に変わるような声をあげていた。……こっちに期待をかけられても困るんだよ。


あすみ「昨日の傘を返しに来ただけだから」

神父「ああ、ありがとう。昨日は何事もなく帰れたかい」

あすみ「あー、おかげさまでね……」

あすみ「ていうか、さっきまでなにかやってたんじゃなかったの? 人、いないように見えるんだけど」

神父「日曜日は礼拝の日だよ。残念ながら信徒の姿はないが、私達だけでも祈りは必要だからね」


 そんな行事のことは知らなかったが、どおりで太陽も高いのにみんな外にいたわけだ。こいつらも、学校はあるだろうし。

 礼拝ってたぶんメインの行事。そこに人がいないってことは楽観的な思考を持つまでもなくほぼ壊滅状態ってことだ。これで成り立ってると言えるのか。

 こんな宗教に興味はないが、疑問はいろいろ沸いた。




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