貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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643: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/04/18(日) 20:00:12.27 ID:jTjW8wNW0
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 日の高い昼過ぎ、一見外から見えない土手からはよく知った人の気配があった。

 なぎさとマミが訓練場にしている場所だ。


 昨日の雨は朝には止み、すっかり晴れている。



なぎさ「あすみも来てたのですね」

あすみ「あぁ、ちょっと寄り道してみただけ」

なぎさ「どこかにいく途中でしたです?」

あすみ「……いや別に?」


 行き先が辛気臭い教会だなんて似合わない。当然信者になったわけでもない。

 今日はちょっと、用事があるだけだった。


なぎさ「今日こそは一緒に訓練しませんか?」

あすみ「やらない」

なぎさ「え〜っ、なんでですかー」

あすみ「訓練なんて今更だし、実戦で事足りてるよ。それにマミのことは私は面倒見ないから」

なぎさ「じゃあ昨日考えたことがあるので聞いてほしいのです! あすみの必殺技なんですけど――」

あすみ「却下」


 こいつらは真面目に訓練してるのかと思ってたら、私には考えつかないようなことをしてたりする。

 おそらく何かの波長が合ってしまったんだと思うが、ますますわからない世界になってきた。


なぎさ「……なぎさたちが訓練をはじめてから一年も経ちました。あすみも油断はできないかもしれないですよ?」

あすみ「は? なにそれ、何が言いたいの?」

なぎさ「ふふふ、一回マミと手合わせをしてみたらどうかってことです! マミは一年の間コツコツと修行を積み重ねてきたのです。なぎさの指導のもと」

なぎさ「マミにとっても力を測るいい機会になると思うのです。もちろんあすみにとっても……悪くないと思うのですが?」

あすみ「…………」




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