貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/04/14(水) 22:18:32.79 ID:GMWpDg/G0
「傘ないんでしょ? うちによってきなよ。うち、すぐそこなんだ。ほら、そこの教会」
あすみ「……なんのつもり?」
わざわざ人に差し出しているせいで自分が入りきれてない。
それはつくづく愚かで、やすやすと信じたくない行為に見えた。
あすみ「勧誘されても興味ないものは興味ないよ」
「勧誘は……ホントは父さんの教えを信じてくれたらいいけど、ムリにはしないよ。止むまで雨宿りに使ってってくれればいいから!」
「父さんと母さんだって、困ってる人はほっとくなって言うだろうしさ」
行く宛に困ってたのは本当だ。だからまあ、ここまで言われればひとまずどんなものか乗ってやらないこともない。
もちろん雨宿り以外はする気はなかった。……いつまで降り続くかはわからないが。
教会の中に足を踏み入れてみると、そこに信者らしき人はいなかった。奥にいるのは項垂れた様子の神父が一人だけ。
なんとまあ寂れた場所だろうか。その雰囲気には暗いイメージすら感じた。それとも、この手の場所に寄ったことは今までなかったがどこもこんなものだろうか。
「杏子、おかえり。おや、そちらの子は……?」
それでも神父はこちらに気づくと、明るい顔で出迎えた。
杏子「そこで会った子。雨降ってきちゃったから、うちで雨宿りしていったらどうかって言ってみたんだ」
神父「そうか。それならゆっくりしていきなさい。でも、もう暗いしあまり遅くなると心配だね……」
「おかえり、杏子。帰っていたのね」
「お姉ちゃんおかえり!」
奥からまた人が出てくる。どことなく杏子に似た女と、杏子より小さい子供だった。
「少し濡れているじゃない。今タオル持ってくるからね。ちゃんと拭かないと風邪を引いちゃうわよ」
杏子「はーい。でも本当、折りたたみもらせてもらってよかったよ。さっきまで晴れてたのに」
しばらく自分とは無関係な会話だと思って眺めてたけど、こっちにも視線が向いた。
「あなたは濡れていない?」
あすみ「……私はべつに」
振り始めてすぐに傘に入れてもらったし。
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