貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
621: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/04/03(土) 23:49:15.28 ID:asx4JwnA0


なぎさ(今は携帯もつながらないし……本当にいろいろと大丈夫なのでしょうか?)


 魔女退治の途中で会うこともあります。

 向こうから来る時は訓練場所に顔を出したり、家や学校の近くまで来たりします。

 でも、こっちは普段あすみがどこにいるのかもわかりませんし。聞いてみてもはぐらかした答えしかもらえませんでした。


 マミと同じく家族がいないと言ってましたし、一人なのはあすみもいっしょなのです。なのに寂しくないなんて言うし……。


マミ「家に着いたら、まずは紅茶を淹れるわね」

なぎさ「はい! わーい、楽しみ!」



――――――
――――――



 ――――外は暗くなってきた。



 日付や季節の感覚なんてとっくに狂っているが、時間だけは太陽が教えてくれる。それだけで困ることはない。

 私は気付けばひどく原始的な生活を送っているようだった。


あすみ(そろそろ宿行くか。でも、この前のとこはちょっと怪しまれてきてそうだな……新しいとこにする?)


 宿に長居も出来ないので日中は基本的に外だ。かといって街並みの中に興味を引かれるものもない。

 野宿はさすがにできないから、暗くなれば宿を探す生活。

 安定して居られる場所がない……というのもなかなかにストレスだ。これは1年ほど体験してみての気づき。

 最初は何事にも縛られない自由を謳歌していたが、この無駄に文明の進んだ街の明かりの中ではそううまくもいかなかった。


 街中で寝るのはごめんだけど、案外野宿も悪くなかったりして。なんて、冗談は半分で半分は本気で考えてみる。

 ……そもそも、私は街並みというのが嫌いだ。この街で信用できる仲間が出来たとはいえまた別問題だ。



 実のところ、安定した住み処が欲しければどっかの家を襲って奪うのが一番良い。

 けど、この街に来たばかりの頃だったら実行に移してたかもしれないが、今は躊躇があった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice