貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/03/28(日) 23:31:47.59 ID:PDF/oUon0
あすみ「――――お姉さんってお嬢様なんでしょう? え、父親は県知事やってるの? 私生活窮屈なんだね」
「は…………」
あすみ「あぁ、珍しい苗字だ。そりゃ素性バレかねないし頑なに隠すわけね。そりゃどっかから非行のことがバレたらまずいものね?」
あすみ「学校ではいじめっ子の金魚の糞やってるんだって? 主犯じゃないのがどっか地味なお姉さんらしいなー。でもどっちもクズだとは思うよ?」
「何を言ってるの! で、デタラメ! こいつの言ってること全部デタラメ!」
あすみ「友達になるつもりなのに隠し事ばっかなんておかしいよ!」
「あ、後で言おうと思ってたのよ! でもまだ心の準備が……!」
それだけは一応本当だ。まあ『先読み』してしまったが。
そして、つつけばつつくだけ埃のように溢れてくるものだ。
……ちょっとイラついてるみたい。でも殺されるわけにはいかないから表に出すまいとしてる。
もともと強い人には逆らえないタイプみたいだから。
あすみ「ねえ? 自分でも気づいてるみたいだけど、表面上の友達しかいないなんてヘンだよね」
あすみ「お嬢様学校のことも強そうな友達のことも、本当は嫌いなのにアクセサリーにしてるの虚しいね」
あすみ「私たちのこともこれからはアクセサリー扱い? この中の誰よりもおねーさんなのに誰より薄っぺらくない?」
「そ、そんな……こと……!」
あすみ「内心嫌ってるいじめの主犯には逆らう度胸もない癖に、うっかり殺してから変な度胸だけついちゃったんだね……」
あすみ「魔法少女のほうも学校生活のほうも、どっちも自分可愛さに裏切ったり傷つけたりすることばっかり」
あすみ「そんなお友達ができるなんてステキ! ――なんて言うわけねぇだろ!!」
横っ面に鉄球を一つお見舞い。可愛らしく澄ました顔が醜く歪む。
正直わざわざ探るまでもないくらい、印象通りの中身だった。
「がは…………っ!!」
間髪入れずに次を振りかぶる。
こいつも痛覚切ってるみたいだし私の魔法では嬲り殺す手はないが、私の気が済むまで――――醜く潰れるまで叩き潰してやろうか。
なぎさ「なっ……なにしてるんですか! やめてください――――!!」
あすみ「こんな奴が改心する? 無理だね」
あすみ「クズはクズ肉になるのがお似合いだよ!」
あすみ「どうしても友達になりたいなら、地獄に行ってキレイになってから生まれ変わってこい!」
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