貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
557: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/21(日) 23:56:32.88 ID:fWNF2+br0


あすみ「落ち着くのはそっちだよ」

なぎさ「なぎさは落ち着いてます! 魔法少女だからって意地悪しちゃダメだって言ったのに……」

なぎさ「どうしてなぎさの時みたいに仲良くできないのですか!? そっちのおねーさんとはどうなのです?」

あすみ「コイツは別。一応見極められるくらいには一緒にいたから。あとの世話はアンタに任せようと思ってたし」

なぎさ「だったらおねーさんとも一緒にいなきゃわからないはずです! 会ったばかりで悪く言うなんて、よくないです! あやまってください!」


 ……自分の魔法の力を全て正確に伝えていなかったことを後悔する。

 いや、それがなくたって最低限信用できるかくらい見る目はあるつもり。最悪突然襲われた場合の警戒だって怠ったことはない。

 怠るべきではないのだ。一見無害そうな相手だったとしても、まだ断じるほどの罪はなくても、心は変わるものなのだから。


「なぎさちゃん、私のことはいいよ。何が怒らせちゃったのかわからないけど、もういいから……」

なぎさ「ダメなのです!」

「なぎさちゃん……」

なぎさ「なぎさはあすみにもみんなと仲良くしてほしいだけなのです……どうしてわかってくれないのですか……」

なぎさ「もしもおねーさんが悪いことをするならなぎさが止めます……それが仲間だから。その力くらいなぎさにはあるつもりです」

あすみ「…………」

なぎさ「も、もういいです! おねーさんのことはなぎさがついてるって決めてたのです!」

なぎさ「そうやって周りを敵視ばっかりするから……――――あすみには友達がいないのですよっ!」

あすみ「……は……?」

なぎさ「あ…………」

あすみ「あぁ……そうかもね。別に友達が欲しいとも思ってないし、一人で生きることにももう慣れたから」

あすみ「それでいいよ。その方が、誰に裏切られるとも誰かを喪うとも考えなくていいんだから」



 ――私を嘲り笑う『声』が響く。

 ――――忌々しい下品な笑い声が、一見澄ました様子の女から発せられていた。


 殺意を込めて睨む。それには、優しげな微笑みを返された。



 ……騙されたフリでもしてればよかった? いや、コイツは一人ずつ仕留める気だった。

 どうせ私が居る間はしっぽは出さないんだろう。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice