貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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548: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/21(日) 20:22:27.19 ID:fWNF2+br0



 ……潰れた魔女は汚い色の液体を撒き散らす。思わす顔を顰めたが、その液体ごと結界とともにすぐに消え去った。

 液体が消えて露わになったグリーフシードを拾い上げる。


マミ「……倒したの?」

あすみ「うん。これがグリーフシードってやつ」

マミ「そう。あ、もちろん神名さんが持ってていいから。私には受け取れないわ」


 確かにこいつはこの戦いでろくなことはしてない。

 魔女との戦いじゃただ見てただけだ。……まあ、私があれ以上マミを立てて戦わせるのも面倒臭くなったからっていうのもあるが。


あすみ「うん、そうだね。でも……これから先、いつも誰かがついてるわけじゃないよ。一人で戦える?」

マミ「……!」


 結局のところこいつも、さっきは私がいるから手出ししなくていい――と思ってたところはあるんだろう。


マミ「……私には無理よ。まだ今日は最初だったんだし、次だってそんなに変わらないわ」

マミ「この街に一緒に戦える人がいるなら、一緒に戦ったほうがいいんじゃないかしら? また次も一緒に行きましょうよ!」

あすみ「ずっとそう言うの?」

あすみ「このままじゃ変わらないよ。ずっと誰かが横に居るから……って思ってたら、いつまでも変わらないんじゃない?」

マミ「そ、そんなこと……」

あすみ「本心じゃさ、極力危険な目に遭わないようにしたいって思ってない?」

あすみ「戦うのも本当は嫌だし、他に自分より戦える人がいるなら本気なんて出さなくていい――――って」

あすみ「ま、追い込まれなきゃ本気になれないのは人間の性みたいなもんだししょうがないよ」


 契約も強い意志やら覚悟やらがあったわけでもなく、どうしようもない状況で流されたような願いだ。

 闘争心がない分無欲ではあるんだろう……――今のところは無害なほう、だとは思った。

 少なくとも、臆病なだけではまだ断じられるほど罪深くはない。


あすみ「でもいざ追い込まれた時……どうしても一人で戦わなくちゃいけなくなった時って、死ぬの? 逃げるの?」

あすみ「うまく逃げられればいいね」

マミ「……そ、それでもやっぱり今のままじゃ無理よ」

あすみ「…………」



 ま、面倒見るとして、それはなぎさに丸投げするし。



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