貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
534: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/20(土) 22:12:11.40 ID:eLbM5oP20


あすみ(…………)


 思わず隠れて様子を窺う。ここからだと声は聞き取れない。

 だが、魔法で心を読み取れば声以上のものも聞き取れる。


『――――この宝石が光るところに魔女がいるのね?』

QB『そうだよ。ソウルジェムは魔力を感知することができるんだ。光の明滅が強くなるほど近くにいることになるよ』

『思ったよりも足だのみなのね。魔女探しというのは……』


 どうやら女は契約したてらしい。


あすみ(女……なぎさより年は上だろうけど、そもそもなんでこんな時間にこんなとこにいるんだ? 入院でもしてたのか?)


 言葉とともに読み取れたのは漠然とした『恐怖』と『不安』だった。

 言葉としてまとめられていないままの感情の中に、短い言葉がとぎれとぎれに思念となって現れる。


『怖い――そんなの無理――死にたくない――……お父さんとお母さんみたいに』


あすみ(両親を失ってるのか。『死』を身近に感じて見てる。それで恐怖が焼きついてるんだな)

あすみ(……どーりで暗い顔してると思った。これから戦いに行くって顔じゃない。いや、死地に行く少年兵みたい)


 新しい魔法少女との出会い。その時は思っていたよりも早くに訪れた。

 それも契約したて。だからといって性根などわからないのだからすぐに信用はできない。


あすみ(『後輩』、か)


 『次に会う後輩にはそうしてやったら?』……なんて、前言ったっけ。

 軽いこと言わなきゃよかったかも。


あすみ(これから付き合うかもしれないんだし、探っといてやるか)


あすみ「おーい、お姉さん。これから魔女狩りなら一緒にどう? そいつよかいいサポートになるよ?」



あすみ(……クズならその場で潰す)



――――――


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice